虫さされって、痒いですよね。
掻いちゃいけないのはわかっているけど、掻いちゃう。特に子供は、掻くのに手加減はいたしません。
その結果、虫さされの跡が固く盛り上がってしまいます。結節性痒疹(けっせつせいようしん)と言いますが、治療には数ヶ月かかります。
我が家でも経験済みです。
2週間ごとに皮膚科で窒素による治療とステロイド剤の塗り薬が処方されました。かれこれ、6ヶ月は皮膚科に通いましたかね・・・。
今回は、そんな虫さされによる腫れの治療について紹介します。
腫れを伴う虫さされ
「虫さされ」の原因となる虫には、
- 吸血する虫:蚊・ブヨ・アブ・ノミ・ダニなど
- 刺す虫:蜂
- 噛む虫:蟻・クモ・ムカデなど
に分けられます。
誰にでも経験のある虫さされといえば、蚊によるものですよね。
しかし、もっと酷い痒みと腫れが長期間続く虫さされは、「ブヨ」です。ブヨは、皮膚を噛み切って吸血します。ただ、蚊のように刺されてすぐに痒みは感じません。
徐々に刺された部分が赤く腫れ上がり、激しい痒みになります。その後、熱を持ったしこりになります。
症状は1週間続きますが、数ヶ月続いたケースもありますので、注意が必要です。
虫さされのセルフケア
まずは、自分でできる治療として
- 患部を水で洗い流して、清潔にする。
- 痒みや腫れを抑える外用薬を塗る。
- 患部を冷やし、痒みや腫れを落ち着かせる。
- 掻かないようにする。
市販の虫さされ用の外用薬(塗り薬)にも、色々ありますね。腫れや赤みが強い場合は、ステロイド成分の入った薬が有効です。
皆さんがよく知っている代表は、池田模範堂の「液体ムヒ」
こちらは、一番弱いランクのステロイドが含まれています。
決められた適切な用法・用量を守って使用しましょうね♪
しかし、「これはただ事ではない!」と感じる症状の場合には病院へ行きましょう!
病院での治療
こんな症状の時は、病院へ
- 蜂・毒蛾・毛虫など毒性の強い虫さされ
- じんましんが出る・気分が悪い
- 水ぶくれ・ほてり・痛み・腫れが酷い
- 掻き壊し・ただれが酷い
- アレルギー体質の場合
- 市販薬を5~6日使用しても良くならない
病院では、虫さされの症状に合わせてステロイド剤の塗り薬が処方されます。
アンテベート・ネリゾナ・デルモベートなど馴染みの無い薬の名前ばかりですが、症状の状態を抑えるためにステロイドの強度も変わってきます。また、全身に及ぶ症状が出ている場合には併せて抗アレルギー剤の飲み薬も処方されます。
更に、患部の痛みが強い場合は、鎮痛剤が処方される事があります。
虫さされによる現在の症状を抑える目的に、ステロイドが有効です。
アレルギー反応に注意
特に蜂に刺された時は、すぐに病院へ行きましょう。
蜂アレルギーは、全身が赤く腫れ上がりめまい・吐き気・血圧低下・呼吸困難など「アナフィラキシーショック」を起こし、死に至る場合もあります。
私は、ある食物のアレルギーで、アナフィラキシーショックを2度起こしました。本当に「死」の淵まで行きましたが、最後の最後に助けてもらったのは、
「ステロイド」でした。
本当に怖かったです・・・。
皆さんも、たかが「虫さされ」と侮らず、「変だな?」と感じた時は、病院へ行きましょうね!