花粉症と聞き、連想する季節はいつですか?
花粉の種類と言われて、思い浮かぶのはなんですか?
たいていのかたは、季節は春先。種類はスギ花粉、と思いがちだと思います。しかし、あなどってはいけません。
なんと、花粉症は秋にも発症する可能性があったのです!
春と秋の花粉症
花粉症の原因になる植物は50種類以上存在すると言われます。
注目されるのは、4月から5月がピークとされるスギ花粉とヒノキ花粉。春の花粉症です。患者数もかなり多いですね。
毎年、花粉予報や注意報がニュースで流れたり。街中でもマスクをしているかたを、本当に多く見かけます。最近では、花粉をカットしてくれる、専用メガネもあるようです。しかし、6月から8月にかけても花粉は飛んでいます。
ブタクサ、ヨモギなどのイネ科の花粉がほとんどです。
これが一般的に言われる秋の花粉症の原因なんです。
春と秋の花粉症の違いは、まず花粉の種類なのですが。
春の、スギ花粉やヒノキ花粉。背の高い木から飛んでくることは容易に見当がつきます。
秋のイネ科の花粉はと言うと。道端や草むらに生えている植物の花粉です。背の低い植物がほとんどなのです。
背が低いものよりは、高いもののほうが飛散数が多いので、春の花粉症は患者数も多いというわけです。ですが、アメリカで最も多いのがブタクサの花粉症だそうです。
ヨモギは、食用が存在するほど身近なものです。油断なりませんね(;´Д`)
秋の花粉症に備えて
秋の花粉症対策ですが、春の花粉症対策と同じで問題はないようです。
秋の花粉ピーク予報は、インターネット検索で見ることができます。
外出するときには
- 花粉症用のマスク着用
- 花粉症対策のメガネ
帰宅時には
- 手洗いうがい
- 洗顔
- 洗眼セットで目に入った花粉を洗い流す
薬局などで見かける洗眼セットですがこれは目に入った花粉を洗い流すのにとても便利で効果的です。
いつまでも花粉が皮膚に付いているとアレルギーの原因を残したまま生活することになり、症状もひどくなります。
服に関しては
- ポリエステル素材の服
- 花粉ガードスプレーを散布した服
- 毛織物は花粉が付き易いので注意
- 洗濯物は室内干し
毎日着る服だからこそ、花粉が付かないようにすれば症状の悪化も防げます。
他には
- 布団を干すときには花粉付着防止加工のカバー
- 窓の開けっ放しは控える
- カーテンには花粉ガードスプレー
- 室内の花粉を取るため、掃除はこまめに
気をつけても入り込んでしまうのが目に見えない大きさの花粉です。
徹底して、室内に花粉を入り込ませない。入り込んでも、すぐに取り除ける環境作りも大切だと思います。
また、甜茶というお茶やべにふうきというお茶は抗アレルギー作用があるといわれます。春も秋も関係なく、アレルギー症状には効果があるようですね。
そして、忘れてはならないのは、ひどくなる前に病院へ行くことです。
病院に行って検査をすれば、自分がどの花粉症なのか、どんなものにアレルギーがあるのかがすぐわかります。
くしゃみ鼻水がひどいから、これは花粉症だと結論付けないでください。もしかしたら、ハウスダストが原因だったり。
慢性的なアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎という、花粉とはあまり関係のないものかもしれません。
私も秋の花粉症患者であり、アレルギー性鼻炎にもなった経験があります。
病院にもよりますが、たいていの内科、小児科、耳鼻科、眼科などで検査が可能です。
花粉症かな?と思ったら、まずは病院で相談するのがベストだと思います。