赤ちゃんの便秘はとても気になるものです。初めての赤ちゃんの場合は尚更で、どんなに小さなことでも心配になります。
気にかけることも大切ですが、不安になりすぎてもよくありません。赤ちゃんも落ち着かなくなってしまいますので、状況や環境に応じてサインをしっかり受け止められるのが理想です。
赤ちゃんと大人の便秘の違い
個人差もありますが、大人でも毎日トイレですっきりする方もいれば、2,3日出ないのが普通な人もいるように、赤ちゃんにも個人差があります。
大人と違うのは、言葉を話せないので周りには分からないということです。この点が、とても大きな問題に感じてしまいます。
私の息子は生後3か月頃に、5日間もうんちがないときがありました(;´Д`)
赤ちゃんは3日間くらいうんちがなくても心配はないと聞きますが、その時の心境は、
「一体、誰が大丈夫って言ったのよ!?」という気分でした。
私は国際結婚をしてベトナムで暮らしている時に妊娠をしたので、現地の病院で出産をしました。慣れない環境な上に初めての赤ちゃんで、毎日が幸せでもあり不安でもありました。
そんな時に息子が3日間もうんちが出てないなんて、ハラハラドキドキ・・・
「今日も出ない・・・」「今日も・・・」と3日目には何をしていても落ち着きませんでした。
赤ちゃんの便秘解消法の1つに「綿棒浣腸」があります。一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
綿棒にベビーオイル(無ければオリーブオイル)を付けて、2センチ程度おしりに差し入れて2,3回くるくるとまわします。おしりに刺激を与えることで便秘が解消されるそうです。
私も息子にしたことがありますが、綿棒浣腸でうんちをしてくれたことは1度もありませんでした(-_-;)
また、おへそを中心に「の」の字を書くようにさすったり、お風呂上りなど体がやわらかくなっている時に自転車を漕ぐような動作をしたりするのも効果的だそうです。
赤ちゃんにとっての便秘
そもそも赤ちゃんの便秘とはどのような場合を指すのでしょうか。
うんちが何日も出ないことだけではありません。
たくさんお昼寝をする日もあれば、しない日もあります。それと同様で、たくさんおっぱいを飲む日もあれば、あんまり飲まない日もあります。
当然、おっぱいを飲まなかったらうんちは出ないので、この場合は3日間うんちが出ていなくても便秘とは言いにくいと思います。
赤ちゃんが便秘をしているかどうかを知るには、まずお腹を触ってみてください。固くなっていたら、便秘をしているのかもしれません。また、機嫌の良し悪しも体調の変化のサインになります。
例えば、3日間うんちが出ていなくても、それが本当に「便秘」なのかどうかを知ることが重要です。
綿棒浣腸と薬
赤ちゃんが本当に便秘で苦しんでいる場合の綿棒浣腸は効果的だと思います。ですが、便秘なのかどうかも分からない状態で、綿棒浣腸をしてしまうと、腸を傷つけてしまうこともあるようです。
自然に出せることが一番ですが、何より赤ちゃんが苦しんでいるならば、市販の薬を使用してみることも一つの解決方法かもしれません。
実際に、私も息子が7か月の頃に1度だけ使用しました。その時は2日間うんちが出ておらず、翌朝から主人の実家へ行くことが決まっていました。
遠距離バスで3時間程かかる場所で、日本とは事情が違い大人でもトイレを我慢しなくてはいけない環境下でした。移動のバス内ではおむつを替えることはできないので、親の勝手で薬の力を借りました。
最後に
私の息子は6か月くらいになるまで、うんちの出し方はとても不安定でした。
2日間空いたと思うと、毎日する日が続いたりしていました。
間隔に戸惑う時もありましたが、この頃には、赤ちゃんにもそれぞれペースがあることを理解し始めることができました。
子どもも成長するにつれペースができてきますし、親も感覚がつかめてきます。
息子ももうすぐ2歳になります。「あれ?便秘なのかな?」と思う程、顔を赤くして、「うーんっ」とうなりながらしている時もありますが、2日1回のペースでたくさん出してくれるようになりましたし、私自身、息子が2,3日うんちが出なくても「明日にはするんじゃないかな?」と余裕を持てるようになりました。