いつも元気な子供が、突然の発熱!
慌てますよね((( ;゚Д゚)))
日常、とてもありふれた症状のひとつですが、回復を手助けするために、あなたは、自信を持って対処できますか?
よく言われることですが、熱の高さと重症度は、必ずしも一致しません。
熱があっても比較的元気があり、食べたり、飲んだり、話したりできるのであれば、慌てて受診する必要はなく、家庭での対応が重要なってきます。
しかし、重要だとは知っていても、どう対応すればいいのかは意外に知らないのではないでしょうか?これを読んで、効果的に熱が下げられるよう、慌てず対処していきましょう!
ここからは
- 熱が出る理由
- 熱を効果的に下げるためには、どうすればいいのか?
一緒に見てみましょう。
身体の中では何が起こっているの?
発熱は、ほとんどがウイルスや細菌など、病原体の感染によって起こります。
熱を出すことで、病原体が増えていくのを抑え、自分自身の免疫を高めるとも言われていますので、やみくもにただ熱を下げることは、体にとっては良いこととはいえません。
では、熱が高くなってくる時、体の中で何が起こっているのでしょうか。
細菌やウイルスなどの病原体が、体に入ってくるとそれに反応して、体温が高くなるように、体温調節されます。
体は震えて筋肉を動かすことで、熱をつくり体温をあげていきます。この時熱が逃げていかないように、皮膚の血管を細くするため、手足が冷たく色が悪くなることもあります。
このように、熱を逃さない様にして、体温はどんどん上がっていきます。
そして、いったん高い体温になると、それ以上は体温を上げる必要がなくなるため、皮膚の血管を拡げて、皮膚から熱を逃すようにします。上がりきった熱を逃す、このことを手助けしてあげることが、回復の近道ともいえます。
次は具体的に、どのようにしたらいいのか見てみましょう。
熱をさげるためにはどうしたらいいのか?
- 薄着にする!
- 水分をこまめにとる!
寒気があって、顔色が悪い、震えている、手足が冷たい時は、熱が上がってきているときで、布団をかけてあげることも大切です。その時は体を温める飲み物を飲ませてもいいでしょう。
そして体温が上がりきったときに、顔色が赤くなってきます。この時に、厚着にしていると、皮膚から熱が逃げていくことを妨げることになり、もっと熱が高くなってしまいます。その時は、熱を逃がすため、うす着にしてあげましょう。
下着を取り替え、蒸しタオルで汗を拭くと、より効果的です。
そして熱が高いと、皮膚表面から蒸発する水分が増えるため、普段よりも多くの水を必要とします。なるべくこまめに、水分をとりましょう。また、おしっこが出ているか、みることで水分がたりているか、確認することも必要です。
更に、高熱で水分がとれない、元気がないときは、脇の下や首周りを積極的に、冷やしてあげるのがオススメです。
太い血管が通っているので、冷やすことで、熱を効果的に下げることができます。
まとめ
親としては熱が高くなると、ついつい心配になってしまいますが、熱は、必ず上がり下がりしながら経過していきます。
どういう対応が必要か、その時々で、見極めることが重要です。
慌てず、状況をみながら、こまめに看病すること、これが早く回復するためには、とても大切ですね。