インフルエンザにかかりたくない!
受験があるから、今年は受けておかなくては。かかっても軽くすましたい。
高齢のおばあちゃんに、ぜひ!
様々な思いで、インフルエンザの予防注射を受けると思います。
でも打っても大丈夫かな。と思うこともありますよね。
そこで、インフルエンザの予防注射を打った後の症状について、まとめてみました。
インフルエンザの予防注射の副作用にはどんな症状があるの?
一般的には、副作用は軽く症状が出ても2,3日で消えるものがほとんどです。
でも、念のため小さな子どもや高齢者の場合は、接種後30分くらいは、様子をよく観察しましょう。
注射を打った所にでる症状
赤み 腫れ 痛みなど10~20%の人に起こります。
2,3日で消えるので、あまり心配しないで、様子をみましょう。
全身にでる症状
発熱 頭痛 寒気 だるさ、吐き気、筋肉痛など。
これも普通2,3日で症状が消えます。5~10%の人にみられます。
ワクチンに対するアレルギー反応として
じんましん かゆみ 発疹など。
これは、とてもまれに起こります。
鶏卵で増殖したインフルエンザウイルスを、予防注射では使います。
だから、卵アレルギーの人は、お医者さんに相談してから接種しましょう。
ショック、アナフィラキシ―様症状などの重大な副作用は、ほとんど場合、接種後30分以内に起こります。
急な症状が現れた場合は、すぐに医療機関に連絡しましょう。
インフルエンザの予防注射を打ったのに風邪?
インフルエンザワクチンの予防注射は、インフルエンザウイルスには効果がありますが、いわゆる普通の風邪には効き目がありません。ですから、風邪はひきます。
インフルエンザの予防注射は世界的にその有効性が認められているんです。
特に高齢者がかかると重篤になりかねなません。インフルエンザの予防と死亡の危険から守るためにも受けておきたいですね。
インフルエンザの予防接種をうけたのにインフルエンザ?
インフルエンザウイルスの型が、ABCと3つあるのは、よく耳にします。
1度でもかかった人は、医者に「インフルエンザAですね。」なんていわれますね。
でも、ほんとうはこのAの中にもさらに「香港型」とか「新型」などの種類があります。おまけに流行するのは、毎年違う型なわけ。
ワクチンはその年の流行が始まってから作るのでは、到底間に合いません。流行の半年も前に、予想を立てて作り替えていっています。
そして、その半年の間にも、ウイルスは変異することもあるんですって。
だから、その年の流行の型にぴったり合わないこともありうるわけです。
そんなときは、自分が受けたワクチンとは、違う型のインフルエンザにかってしまう可能性があるということですね。
でも、インフルエンザワクチンは、高い効果が認められているので、インフルエンザの予防手段のひとつとして考えてみる価値はありますね。