『伊勢神宮の正しい参り方って?』
日本に数ある神社の中でも代表的なのが、日本人の総氏神様の天照大神(あまてらすおおみかみ)様が、祀られている伊勢神宮ですね!
天照大神様は、簡単にいうと、日本の神様界では、代表取締役社長のような存在です。という事は、伊勢神宮は、日本の神社のなかでは、本社になりますね^^
日本の神社の本社に行って、社長に会うのだから、それに相応しい参拝方法や順序や服装があります。
そこで、伊勢神宮の正しい参拝方法をご紹介します。
色々と気になることはあると思いますが、
今回は、
- 伊勢神宮の参拝の順序
- 参拝の時の服装
- 伊勢神宮の正しい参拝方法
この3つに焦点をあててご紹介しますね。
では、まずは伊勢神宮の参拝の順序から、一緒に、みていきましょう!
伊勢神宮の参拝順序とは?
伊勢神宮には、日本の神様の社長の天照大神様を祀る内宮と、衣食住を守る暮らしの神様の豊受大御神(とようけのおおみかみ)様を、祀る外宮があります。
伊勢神宮の参拝の順序は決まっていて、先に外宮を参拝してから、内宮を参拝します。これは、昔からの慣わしですが、今でも多くの参拝者はこの順序を守って参拝します。
ちなみに、もともとのお伊勢参りでは、外宮の前に、夫婦岩で知られる二見浦にある二見興玉神社(ふたみおきたま)に参拝していました。
二見興玉神社で禊をして、体を清めてから、神の領域の伊勢神宮に向かったようです。
伊勢神宮参拝に時間の余裕があれば、
二見興玉神社 ⇒ 外宮 ⇒ 内宮
正式な順序で参拝すると良いですね!
正式な順序の次に、参拝するときの服装について、ご紹介しますね。
伊勢神宮参拝の服装とは?
日本で最も尊い神社である伊勢神宮なので、服装には、細心の注意が必要なのでしょうか?
じつは、伊勢神宮を参拝する時の服装には、特に決まりや、禁止されている服装はありません。
極端な例で言えば、タンクトップに短パンにサンダルでも、参拝は可能です。
(※ 決してこのような服装をオススメしてません。)
実際に伊勢神宮の参拝者をみても、カジュアルな服装の人の方が、スーツなどの正装の人よりも多いです。とは言うものの、神様に会いに行きますので、あまり派手過ぎない、神様に失礼がないような服装で、参拝する方が良いですね!
管理人も、スーツは着ませんが、できるだけ小奇麗な服装を選んで、参拝してますよ^^
特別参拝の服装について
伊勢神宮には、一般参拝とは別に、一定の条件を満たすと、特別参拝と言われる御垣内参拝ができます。
一般参拝よりも、さらに格式高い神域まで入るために、カジュアル服装では参拝の許可が貰えません。
特別参拝を希望する人は、老若男女の問わず、礼服やスーツなどの正装が必要です。
※服装で分からない時は、電話で確認してください。
電話0596-24-1111(神宮司庁代表)
順序も服装も分かったところで、いよいよ、伊勢神宮の正しい参拝方法を見ていきましょう!
伊勢神宮の正しい参り方とは?
伊勢神宮の参拝で一番初めにする事が、鳥居に入る前の一礼です。
鳥居とは、人間の領域と神様の領域との境目で、一歩でも入ると神域に入った事になります。
鳥居の前では、必ず立ち止まって、
『参拝に来れた事に感謝』と、
『神域に入らせてもらいます』
との意味を込めて、一礼をしましょう!
ちなみに、伊勢神宮の参道は一方通行になっています。
- 内宮 ⇒ 右側通行
- 外宮 ⇒ 左側通行
外宮と内宮では、反対になりますので、参拝の時は注意してくださいね。
次に作法が必要なのが、手水舎(ちょうずや)です。
参拝前に手を洗って清める水の事を手水と言い、手水にも正しい作法があります。
- 右手に柄杓を持って、左手を清める(水をかける)。
- 左手に柄杓を持ちかえて、右手を清める。
- 右手に柄杓を持ちかえて、左手に水を受ける。
- 受けた水で口を清める(すすぐ)。
- 柄杓を立てて、柄を洗い流し元に戻す。
この時の注意するポイントは、
- 柄杓には、直接口をつけない。
- 柄杓一杯の水だけで、すべて行うのが望ましい。
内宮参拝の場合は、手水舎の先に御手洗と呼ばれる五十鈴川の川岸へ行けます。
もともとは、禊(みそぎ)に使われていた場所ですが、今でもここで、五十鈴川に手をつけて、清めてから参拝する人も多いです。
そして、最後は参拝の作法ですね。
神社での参拝の基本は、二拝二拍手一拝になります。
※出雲大社は二拝四拍手一拝です。
言葉自体は聞いたことがあると思いますが、実際はどうすれば良いのか分からない人が、意外に多いようなので、くわしく説明しますね^^
- 神前に立ち、姿勢を正します。
- 2回頭を下げておじぎをする(二拝)。
- 胸の前あたりで、手を合わせます。
- 右手を少しずらして、2回拍手をします(二拍手)。
- 右手を元に戻して、指先を揃えてから手を下ろします。
- 最後に1回おじぎをします(一拝)。
二拝二拍手一拝のポイントは、
- おじきは、腰を90度曲げて深い礼をする。
- 祈願する前に、先に感謝を伝える。
二拍手の後に、指先を揃えてお祈りをしますが、その時に、まずは感謝を伝えてくださいね。
感謝せずにお願いだけ言うことは、神様に対して失礼になります。感謝の気持ちを伝えることで、神様も喜んでくれそうですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一度、正しい作法で参拝してください。以前の参拝方法の時よりも、清々しさが倍増しますよ!
特に、二拝二拍手一拝は心を込めて、深く礼をして、大きく拍手をすると、気持ちが引き締まり、スッキリしますよ^^
オススメなので、是非試してくださいね!