子供の咳が、止まらない事ありますよね。
病院で、診察して、貰った薬を飲んでいるのに、
なかなか咳が止まらないで長引いている…。
そんな止まらない咳は、もしかしたら、
鼻水が原因かも知れませんよ!
子供の止まらない咳には、さまざな原因や病気がありますが、
今回は、鼻水が原因の咳について、ご紹介します!
しかし、鼻水が咳の原因になるなんて、あまりピンときませんよね?
そこで、まずは、なぜ鼻水が咳の原因になるのかを、
一緒に、見ていきましょう!
なぜ鼻水が咳の原因になるのか?
咳の原因と言えば、喉や気管支や肺などが、
気になる人が多いと思います。
実際、私もそう思ってました^^
しかし、鼻水が原因で咳が止まらない子供は、意外にいるようで、
正しい治療を受けたら、咳が止まったという話も聞きます。
では、なぜ鼻水が原因で咳が出ることになるのかを、
さっそく、見ていきましょう!
実は、健康な子供でも、鼻水は一日に何リットルも作られます。
(ちなみに大人は、2~10ℓ/1日作られると言われています。)
これは、鼻の中を乾燥させないようにする為で、
少しづつですが、常に出ています。
そして、作られた鼻水の約3割が、鼻の後ろを通って、
喉から胃へと、流れ落ちていきます。
鼻水が喉に流れ落ちる症状を、後鼻漏(こうびろう)といいます!
後鼻漏とは?
後鼻漏で流れる鼻水は、普段の鼻水よりも、
粘り気が強いので、喉を通った時に、
喉に絡みつきます。
この喉にまとわりついた鼻水を、体は異物と判断して、
早く喉から剥がそうと、咳を出します。
鼻水で咳が出るとは、この様に起こり、
その原因が後鼻漏なのです。
そして、例えば、鼻炎やアレルギーなどで、
普段よりも、鼻水の量が多くなり、後鼻漏が増すことがあります。
後鼻漏が増して、喉を更に刺激する事で、
体は喉の違和感を、早く剥がそうとして、
咳が酷くなったり、止まらなくなります。
ちなみに、夜や明け方に子供の咳が酷くなる事って、
よく聞きませんか?
じつは、この症状も、鼻水が関係しています。
夜寝る時に、仰向けになって寝転ぶと、
後鼻漏が、喉に溜まることがあります。
夜中眠っている時に、痰が絡んだような咳がでるのは、
この喉に溜まった後鼻漏が、粘り気を増して、
喉に強くまとわり付いているのです。
痰の様に喉に絡んだ後鼻漏を、体の外に出すために、
激しく咳が出て、目が覚めることもあります。
しかし、なかには、溜まっていく後鼻漏が気にならずに、
眠っている子供もいます。
そんな子供は、朝方や、起きてすぐに、
咳が止まらない事があります。
それは、寝ている間に、喉に絡まった後鼻漏を剥がそうと、
咳をしている可能性が高いです。
これらの咳を止めるには、鼻水を治す必要がありますね。
では、鼻水が原因だと思われる場合は、
病院では、何科を受診すれば良いのでしょうか?
咳が止まらない時は何科を受診?
一般的に、咳が出た時は、小児科を受診すると思います。
私も、子供が病気をした時は、
まずは、小児科に連れて行きます。
特に、咳の症状以外に、熱がある時や、
ゼェゼェヒューヒューと苦しいそうな表情で、
咳をしている時には、小児科に行ってくださいね。
(出来れば、大きめの総合病院が良いと思います。)
しかし、今回の様に、鼻水が原因の時には、
小児科では、あまり効果的な治療が、
受けれない可能性があります。
鼻水が原因で、咳が止まらない場合は、
耳鼻咽喉科を受診してください。
耳鼻咽喉科で、鼻水を治療して治せば、
止まらない咳が、改善されますよ!
小児科に行ってから、耳鼻咽喉科に行くときには、
最初の病院で処方された薬を、持っていくと、
現状把握や、診断がスムーズになります。
まとめ
熱がなくて、咳だけが止まらない時でも、
決して油断は禁物ですよ。
僕の友人の子供で、咳が長引いたのが原因で、
気管支炎になり、悪化して肺炎になった事がありました。
人によっては、喘息になる事もあるようなので、
症状が軽い内に、きっちりとした診断・治療が必要ですね!
早く咳が止まると良いですね。
お大事にしてください。