日ごろ、お世話になっている方への感謝の気持ちを、
品物に託して送るのが「お歳暮」です。
本来は、訪問して、直接お渡しするのが礼儀でしたが、
現在はデパートなどから、送ってもらうことがほとんどになりましたね。
早期予約で割引きになったり、配送料無料になったりなど、
お得なサービスが、色々と行われていますね^^
また、お歳暮シーズンは、特設の売り場が設けられることが多く、
その雰囲気だけでも、テンションがあがります!
しかし、実際にお歳暮について、細かい事を聞かれると、
分からない事も多いのが現実です。
そこで今回は、お歳暮を贈る時期や金額について考えていきましょう。
お歳暮!いつまでに贈ればいいの?
正式には、お正月をお祝いする準備を始める
「事始めの日」という12月13日から12月20日までに贈るものでした。
しかし、最近は11月下旬から12月23日ごろに、
贈られている方が多いようです。
理由としては、12月もあまり押しせまってからだと、暮れの忙しい時と重なって、
お礼の気持ちがかえって、相手への迷惑になる場合があるからです。
加えて、同じ時期に集中すると、贈られる側に一気にたまることを、
避けるための気遣いもあると言われています^^
せっかく贈るなら、タイミングをのがさず、
こちらの気持ちを伝えたいですね。
お歳暮!どのくらいの金額にしたらいいの?
お歳暮の相場の中で、一番人気の価格帯は5000円です!
そして、次に多いのが、3000円になっていて、
もう何年も同じ結果が、ネットの統計で出ています。
しかし、これはあくまでも、平均した結果という事です。
事実、お歳暮の金額には、これが正解といったきまりはないので、
相手との関係や自分の収入などを考えて、判断するといいですね。
ちなみに、相場の金額内で、人気の商品をご紹介すると、
贈りたい商品ベスト5
- ビール
- 産地直送の生鮮食料品
- ハム・ソーセージ
- コーヒー
- 日本酒
お歳暮といえば・・・みたいな鉄板の商品ばかりですね。
共通して言える事は、
「相手に喜ばれる」「実用性のあるもの」を、
「感謝の気持ちを持ち続けて」贈るということでしょうか^^
お歳暮のはじまりは?
最後に、せっかくなので、お歳暮の由来を見ていきましょう。
じつは、お歳暮は、日本古来の習慣が起源となっています。
昔は、お正月に先祖の霊を迎えるために必要なお供え物や贈り物を、
分家した人や嫁に出た人が、本家や親元に持って行く行事でした。
ですので、もともとは祖先の魂への供物だったのです。
それが生きている祖先の両親への贈り物へと変わり、
お世話になった方への贈り物というように、
広がり変化してきたのです。
その気持ちは現代まで受け継がれているのでしょう。
ちなみに、現在では、両親へのお歳暮が一番多くなっています!
次いで、親戚、上司の順に贈る人が多いですね^^
プレゼントの習慣は、外国にもあり、
わたしたちも日ごろ行っています。
お歳暮のように日本にしかない独特の習慣は、
その由来にも興味をもって、改めて見直してみるといいですね。