急に鼻血が出ると、慌ててしまいがちですが、落ち着いて早急に正しい方法で止血をする事が大切です。
まずは、間違った鼻血の対処方法から見ていきましょう!
間違った対処法とは?
鼻血が出た時に、もしかしたら、こんな対処方法をやっていませんか?
- ティッシュを丸めて、鼻に詰めておけばいい
- 上を向いて、首の後ろをトントン叩けばいい
と聞かされますが、これらは、全て間違った対処方法です。
「ティッシュを丸めて、鼻に詰めておけばいい」
⇒鼻にティッシュを詰めると、抜く時に、粘膜を傷つけてしまいます。
せっかく止まった鼻血が、再度出てしまう原因となりますので、ご注意ください。
「上を向いて、首の後ろをトントン叩けばいい」
⇒全く無意味な行動です。
しかも、出血が止まりづらくなり、気分が悪くなる場合があります。
鼻血の正しい対処方法!
それでは、順番にご紹介しますね^^
- 上体を起こした状態で、椅子や床に座らせます。
- 首を曲げて、下を向かせます
- 小鼻を人差し指と親指でギュッとつまむようにして、圧迫止血を行います
- だいたい5~10分程度で止まります
- ティッシュなどで鼻を押さえて、鼻血が落ちないようにします
- 額から鼻にかけての部分を冷たいタオル等で冷やすと、血管が収縮して鼻血が止まりやすくなります
※この時、鼻の骨の部分をつまんでも、全く効果はありませんので、注意してください。
鼻血を予防する食べ物
鼻血を予防するには、たんぱく質やビタミン等を十分に、バランス良く摂ることが大切です。
食生活を見直して、鼻血予防をしましょう。
蕎麦に含まれるルチンという成分が、血管壁を強化すると言われています。
ルチンは、ビタミンCと同時摂取する事で、より効果を発揮します。
海苔とネギは共に、ビタミンCが豊富ですので、そばと合わせて食べるのが、一石二鳥になりますね。
蓮根には、止血作用のある、タンニンが多く含まれています。
また、ビタミンCも豊富なので、天ぷら等を作って、蕎麦のお供に食べると良いでしょう。同様に、柿にもタンニンが含まれています。秋にしか食べられませんが、子供に喜ばれる品目ですね。
また、緑茶・日本茶・紅茶・ウーロン茶など、多くのお茶にもタンニンが含まれます。
尚、タンニンは、鉄分の吸収率を下げるので、鉄分を含む食品と一緒に摂取しないように気をつけてください。
卵や牛肉、大豆はたんぱく質を多く含んでいます。たんぱく質を取ることで、血管を強くする働きがあると言われいるのです。
そして、たんぱく質には、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2種類があるので、両方をバランスよく摂るのがお勧め!
鼻血が出た時の、血を止める血液凝固因子のコントロールをしているのが、ビタミンKです。
納豆やパセリ等の緑黄色野菜が多いですね^^
レバーに多く含まれているのが、ビタミンB2です。
ビタミンB2は粘膜を強くするので、鼻腔内の出血を予防出来ると言われています。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の結合を正常に保ち、粘膜からの出血を抑えると言われています。
柑橘類以外にも、ブロッコリー等の緑黄色野菜に含まれています。
まとめ
子供の鼻血は、成長と共に粘膜も強くなる為、徐々に出なくなっていきます。
あまり神経質にならず、正しい対処をして、様子を見守っていきましょう。
ただし、あまりに症状が気になるようであれば、定期的に耳鼻科を受診する事も大切です。
また、血小板減少症等の血液関連の病気は、血液検査をすれば、すぐに分かります。
我が家の子供は、体調が悪い時に小児科を受診して、そこで血液検査を受けた為、早い時点で病気(血小板減少症)が分かりました。緊急入院が必要な状態だったので、早期に治療を受ける事が出来たので、本当に良かったと思っています。
子供の日頃の様子を見守るのは、家族です。
どうか、子供からのサインを見逃さずに、温かく見守ってください。