ついこの間まで、よちよち歩きだった我が子が、もう立派に着物を身に着けるまでになって・・・。
3歳になる子供の七五三は、親にとって、実に感慨深い行事です。
しかし、親としてまず一番に、悩んでしまうことは、七五三当日の装い。
特に、女の子の場合、着物を着せることは決定として、迷うのは、髪型です!
折角和装をするのだから、髪型もそれに合わせて、日本髪を結ってあげたい…。
でも、結い方が分からない!
そもそも、3歳で日本髪、結えるの?
髪の長さ、どれくらい必要?
まず、日本髪を結うために、どうしても必要になってくるのが、髪の長さです。
どれくらいの長さがあれば、日本髪が結えるのでしょうか。
日本髪を結うのには、
『サイドの髪の毛が肩につくぐらい』
『バックの生え際の髪の長さが10cm以上』
が、必要です!
前髪は、アップスタイルとおろすタイプがあるので、長さは問われません。
ちゃんと結えるかな…裏ワザも駆使しよう
では、肝心の結い方です。
3歳の和髪
10分弱ほどの動画で、一つ一つの手順をかなり分かり易く、見せてくれているので、「コレならできそう!」と思っちゃいますが…。
問題は、3歳児が、この間じっとしていてくれているか、ですね。
更に、個人差もありますが、3歳の子供で長い毛が、フサフサと生えている、というのも実は珍しいもの。
長さはあっても、すごく細くて柔らかかったり、毛量が少なかったりします。
そんなお子様の場合は、髪飾りをうまく使って、日本風の髪型にしちゃいましょう。
3歳の柔らかい髪の毛にもしっかりと使える、カワイイ和風の髪飾りもあるんですよ。
キチっと日本髪の形を結えなくても、大丈夫。
サイドの髪を、耳の後ろに回して、髪飾りのヘアピンで留め、あごのラインをスッキリと出す。
インパクトのある和風の髪飾りがあれば、たったこれだけでも、いつもと違う、日本風な髪型を、演出できます。
迷ったらプロの手で
日本髪も思ったほど難しく無さそうだし、カワイイ髪飾りを選ぶのも楽しそう…
でも!やっぱり不器用だから自信ない…
という方は、この際なのでプロの手を借りましょう。
本来の日本髪を結ってくれる美容師さんは、少なくなって来ていますが、「日本髪っぽい」アレンジなら、多くの美容院で対応してくれるでしょう。
七五三の3歳の儀式は、平安の昔、「髪置きの儀」と呼ばれていました。
生まれてからは男女問わず、丸坊主にしていたのを、3歳になったのを機に、髪を伸ばし始めるのだそうです。
なので、昔の3歳は皆、丸坊主だったのです。
今は、丸坊主とまでは行きませんが、やっと髪の毛が人並みに伸び始める時期。
成長して生え揃った髪の毛が、これから先も伸びていきますように…
子供の成長を髪の毛に託して、華やかに仕上げるのも、3歳の七五三の醍醐味かもしれませんね。