意外に知らない日本の文化のひとつが、お彼岸です!
子供が突然、『お彼岸って何?』って、無邪気な顔で聞いて来ました。
『お墓参りに行って、おはぎを食べる日。』と、答えてその場を逃げる様に去りました。
なぜって?
なんて答えたら良いのか、分からなかったので、ごまかした感じです(;´д`)
しかし、せっかくの子供の疑問を、親として、そのまま、放っておくわけにはいけません!
そこで、同じ様に全国で悩んでいる親御さんの為に、お彼岸とは、時期や意味について調べました。
この記事を読み終わる頃には、子供からの質問を、心待ちにしているあなたが、いるでしょう^^
まずは、お彼岸の意味とは何かを、一緒に見ていきましょう!
お彼岸とは?
お彼岸とは、簡単に言うと先祖様に、感謝して供養する時期のことを言います。
と、簡単に言いすぎましたね(^_^;)
もう少し詳しく説明すると・・・
故人や先祖様がいる、悟りの世界を【彼岸】と言い、私たちがいる、迷いや煩悩の世界を【此岸(しがん)】と言います。
彼岸は西にあり、反対に、私たちに世界の此岸は東にあると、考えれています。
お彼岸の時期にあたる、春分の日と秋分の日は、ちょうど太陽が、真東から昇り、真西に沈みます。
この事から、彼岸と此岸が、一番通じやすくなっているので、この時期に、先祖供養をするようになりました。
先祖供養をすることで、極楽に行けるという、考えもあったようです。
日本の年中行事は、中国やインドから渡って来た習慣が、多くありますが、お彼岸は違います。
なんと、お彼岸は日本にしかない習慣なんですよ!意外だったので、驚きました(;゚Д゚)!
お彼岸の由来は、諸説ありますが、その中でも個人的に、納得がいったものを、ご紹介しますね!
日本は、もともと、農業が中心でした。
春に種をまいて、秋には作物を収穫します。
その時に、自然に対して感謝と祈りが、先祖や故人への祈りと結びついて、春分の日と秋分の日に、先祖供養するようになりました。
そう考えると、日本独自の素晴らしい文化なので、是非、守っていきたいですね^^
では、お彼岸の時期とは、一体、いつからいつまでに、なるのでしょうか?
お彼岸の時期はいつからいつまで?
と、引っ張りましたが、先程から、チラチラと紹介してますね^^
そうです!春分の日と秋分の日になります!
正確には、春分の日と秋分の日を中日として、前後3日間の合計7日間を、お彼岸と言います。ちなみに、彼岸入りはお彼岸の初日を、彼岸明けは、最終日を指します。
例えば、2015年の場合ですと、秋分の日が、9月23日になります。と言う事は、お彼岸の中日が9月23日で、彼岸入りが9月20日、彼岸明けが9月26日ですね。
2015年の秋のお彼岸の期間は、9月20日~9月26日の7日間。
同じ様に、2016年の春のお彼岸は、春分の日が、3月20日なので、2016年3月17日~3月23日になります!
春分の日と秋分の日が分かれば、前後3日間づつ足した期間が、お彼岸ですね^^
ちなみに、お彼岸の7日間には、ちゃんと意味があります。
その意味とは、
お彼岸は、春分の日と秋分の日の中日と、その前後3日間ですが、中日と前後の6日間で意味が違います。
- 中日・・・ご先祖様をうやまい、感謝する日
- 前後6日間・・・人間が生きていく上で、正しい行いをする日
中日の感謝する日は分かると思いますが、前後6日間を説明します。
人間が生きていく上で、必要な行いとして、
- 分け与える
- 規律を守る
- 怒りをすてる
- 努力する
- 心を安定させる
- 知恵をあらわす
この6つがあると言われています。
この6つの行いを、前後6日間に、一日一つづつすることで、実践して、見つける期間でもあります。
なるほど、ご先祖様を供養するだけではなく、生きている人間も、正しい生活ができるように、と言う意味もあったんですね^^
ちなみに、春の彼岸と秋の彼岸でも、微妙に意味が違います。
- 春彼岸・・・自然をたたえ生物をいつくしむ日
- 秋彼岸・・・祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日
お彼岸の意味は分かったのですが、具体的に、何をするのでしょうか?
お彼岸の準備とは?
実は、お彼岸には具体的に、決まった行事や、御供はありません。
先ほど説明したように、ご先祖様に感謝して、お墓参りをして、正しい行いを、見直せればいいですね。
そして、お供する食べ物も、特に決まってませんが、お彼岸と言えば、おはぎを思い浮かべる人も、多いのではないでしょうか?
あずきは邪気を祓う効果
があると言われ、あずきで作る、おはぎを先祖供養として、お供えするようになった、と言われています。秋彼岸には、おはぎを、春彼岸には、ぼたもちをお供えします。
しかし、おはぎもぼたもちも、同じお餅で、言い方が違うだけです。
- 牡丹餅・・・春は牡丹の花にちなんで、ぼたもちと呼びます。
- お萩・・・秋は萩の花にちなんで、おはぎと呼びます。
ちなみに、おはぎの方は、若干小さめで、粒あんで作ります。
反対に、ぼたもちは、こし餡で、大きめに作ります。ちょっとした違いですが、面白いですね^^
まとめ
いかがでしたか。
これで、お子さんに、聞かれても安心ですね!
ついでに、おはぎとぼたもちの違いまで説明できますよ^^
おはぎを、食べながら、子供と一緒に、先祖供養しながら、お彼岸を過ごしてください!