お彼岸って、具体的にはどれくらいの期間のことを指し、どんな行事か知っていますか?
春と秋、年に2回あり、それぞれ「春分の日」「秋分の日」を中日とした前後3日間を合わせた7日間のことを指します。
お墓参りをして故人やご先祖様を偲び、感謝し、供養を行う行事とされています。
今回は、
- お彼岸に供える「お供え物」は何がいいのか?
- どの「のし」がいいのか?
- またその「のし」に何と書いたらいいのか?
をご紹介します!
どの「のし」を使えばいい?表書きには何て書くの?
それでは、順番にご紹介します。
のし紙
のしは漢字で「熨斗」と書きます。
一般的には「のし」は、贈りものに巻かれている紙のことをいいますが、正しくはお祝い用の「のし紙」の右上にある飾りのことを「のし」といいます。
お彼岸は弔事にあたりますので、のし紙は「のし」ついていないものを選びましょう。
ちなみに蓮(はす)の花柄入りのものは、仏式専用のし紙ですので、神式、キリスト教式の方はご注意ください。
水引(のし紙の中央にある紐の部分)
水引は、「結び切り」を選びます。
結び切りは、結び目が固く結ばれていて簡単にはほどけないことから、結婚、弔事のように一度きりであってほしい出来事の場合に使います。
水引の色は、黒白、双銀、地域によっては黄白のものを選びましょう。
表書き(水引の上側、中央に書くところ)
表書きには、形式によって、
- 仏式
- 神式
- キリスト教式
「御供」
「御霊前」
「御仏前(四十九日の忌明けが過ぎてから)」
「御霊前」
「玉串料」
「御榊料」
「御霊前」
「お花料」
「御ミサ料」
と書きます。
「御霊前」はどの宗教にも使えるので、迷ったら使うと無難で失礼がないと思います。
お寺のご住職や、知人や親戚からいただいたお礼として金銭をお返しする場合は、黒白、または黄白の結び切り(無地でも可)の封筒に表書きは「志」と書きます。
また品物をお返しとして贈る場合は、表書きを「御供」「粗品」「上」と書くといいでしょう。
お供え物には何がいいの?
春にはぼた餅、秋ならおはぎをお供えします。
春は、牡丹の花にちなみ「ぼた餅」秋は、萩の花にちなみ「おはぎ」といい、名前は違いますがどちらも同じものです。
他には、
- 花
- フルーツ
- 日持ちのするお菓子
- お線香
などがあります。
故人の好きだったものをお供えしても大丈夫です。
いただいたもののお返しとしては、
- お菓子
- タオル
- ハンカチ
- お茶
などがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も調べてまとめるまでは、お彼岸のマナーって意外と知らなかったので、とてもいい勉強になりました。
きちんとマナーを理解して、失礼のないお彼岸を過ごしたいものですね。