日本にはお中元やお歳暮、お通夜やお葬式と現金をお包みしたり、物を贈り合う風習>があります。
そのときにつける「のし」!
決まりがあるようだけれど、あまり知られていない「のし」の知識。
わが家も昨年末に曾祖母が亡くなり、今年は初盆です。
お盆の「のし」はどう書いたらいいの?
早速、調査開始です!
お布施とお供えの違いとは?
お寺さんが見えて、お経を読んでくださった場合に、そのお礼の現金をお包みするときに書くのが「お布施」!
ご仏壇の前に供えるものということで、現金や物をお供えするときに書くのが「御供」!
現金の場合は、「御供」または「御供料」とするといいです。
お盆のお供えに「のし」はつけるもの?
そもそも「のし」というのは、おめでたいことに使う掛け紙の右上についているものの名残りのことです。
全般的には「のし」と言うよりも、「掛紙(かけがみ)」と言うのが正しいようです。
御供には「のし」はつけるべきものという習慣がありますので、つけられた方がいいでしょう。
そのとき、ご親戚へのお供えであれば、苗字が同じ場合が多いと思われますので、フルネームを書かれることをおススメいたします。
知っておきたい「のし」のこと
「のし」の知識として、いくつか疑問点を上げてみます!
お盆用に御供えを購入されたお店でしたら、ほとんどのお店が対応してくだいます。
なんと書けばいいのか忘れてしまったり、分からなくなってしまった場合は、お店の方に「お盆用の御供えなのですが・・・」と尋ねてみられるとよいでしょう。
または、「お盆用の掛紙をお願いしたいのですが」と言えば、対応してくださるはずです。
うっかり「お供」と書いてしまった!
「御供」にするべきだった!
と、悩まれる方も多いようですが、どちらも同じことですから、悩まれる必要はありません。
「お供」でも「御供」でも、どちらでも大丈夫です!
包装されたものに「のし」をつける場合ですが、そのお供えは、ご仏壇の前に御供えすると思われます。
このような場合は、身内の方やご親戚の方なども、お線香を上げに見えると思うので、誰が贈ったのか分かっていただけるように、外のしをされることをおススメいたします。
よく不幸ごとには、「薄墨」でとお聞きします。が、薄墨は、お通夜のときだけの風習です。
墨が濃くなるまで刷っている時間がなく、慌てて駆けつけました!という意味合いを含んでいるとのことです。
亡くなることを想定していたという失礼のないように、ということで生まれた礼儀。
ですから、お盆の「のし」に関しましては普通の黒の墨で大丈夫です!
気を付けていても、うっかり忘れてた!という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、お盆を過ぎても、「のし」は「お供」で大丈夫です。
法事やお彼岸、お正月でも、ご仏壇、仏前にお供えをするわけですから、全て「お供え」で問題ありません!
ただ、表書きをされるのであれば、「お供え」よりも「御供」とされる方がよいでしょう。
なんだか「のし」って、すごく難しく考えていましたが、こうやって調べてみるとなあんだ!ということがよく分かりましたね!
今年のお盆は「のし」マスターです!