結婚式に、招待できなかった方からの祝電。
感謝の気持ちを伝えたいけれど…どうすればいいの?
一般的には、祝電に内祝いは贈りませんが、祝電を頂いたのに、何の音沙汰もなしというのは、相手の方に失礼です。
ぬいぐるみや、プリザーブドフラワー付きの、高価な祝電もありますし、それに、なにより幸せを祈って、お祝いのメッセージを、一生懸命考えてくれた方に、気持ちを伝えたい。そう思うのは、とても大切なことです。
直接会って、または電話でお礼を伝えられればベストですが、遠方だったり、諸事情で、出来ない場合が多いかも知れません。
そんな場合は、メールで伝えましょう。
メールは、便利な通信手段です。新たに料金もかからず、メールアドレスさえ、知っていれば、24時間、相手の都合を気にすることなくメッセージを、送ることができます。
ただ、メールを使うのは親しい間柄だけにした方がいいと思います。メールでのお礼状では、軽くみられたように感じてしまう人もいるからです。相手を見極めて、送りましょう。
メールの場合は、当たり前ですが顔が見えず、声を聞くこともありません。
送ったメッセージだけで、あなたの印象が決まってしまうこととや、手紙と同じように、書いた文章が残ってしまうことを頭に入れておかなければ、いけません。それらを踏まえて、お礼メールを書く上でのルールや注意点を知っておきましょう。
お礼メールの書く時の基本ルールと注意点
祝電に限らず、他のお礼メールも基本的には同じなので覚えておきましょう。
基本ルール
- 一目で内容が分かるメールタイトルにする。
迷惑メールに、間違われるような、タイトルは避ける。 - 本文冒頭に、宛名を書く。
- 書き出しは『拝啓』が最適ですが、その場合は必ず『敬具』で締めくくる。
親しい間柄であれば、このような改まった表現でなくてもOKです。 - 本文は読みやすいように、適度に改行を入れる。
- 最後にお二人の名前、妻の旧姓、新住所を記載する。
注意点
- 相手によっては、改まった表現で、手紙のよう丁寧な文章にする。文末は「です」「ます」
- 機種依存文字(半角カタカナ、丸数字など)は使わない
- 顔文字は使わない。例:(^^)
- 記号も使いすぎない。例:! ☆ ♪ ?
- 誤字脱字がないか十分見直す
では、早速メッセージを作成してみましょう。
お礼メール例文
- 件名
- 本文
祝電ありがとうございました
○○○○様
拝啓 さわやかな初夏の季節となりました。
○○様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さてこの度は、私達の結婚に際し、
お心のこもった祝電をいただきまして
誠にありがとうございました。
未熟な私どもではございますが、
祝電にあったお言葉を胸に
心温まる家庭を、作っていきたいと思っております。
今後とも変わらぬご指導のほど、
よろしくお願い申し上げます。
メールにて、恐縮ですが取り急ぎお礼まで。
敬具
○○県○○市○○××-××
○○太郎
花子(旧姓○○)
完成!
さぁ、このメッセージを宛名だけ変えて、祝電をいただいた方、全員に送ろう!
なんて、そんなこと思っていませんか?
ちょっと、待って!
文例集の雛形のような、同じ文面を全員に送るのは、ちょっと、味気ない気がします。ひとりひとり、内容を書き分けた方が、より感謝の気持ちが伝わります。
基本のメッセージを、ひとつ作成しておいて、アレンジすれば、そんなに難しいことではありません。
ウィットの効いたメッセージを、いただいた方には、
「ユーモアたっぷりの祝電のお陰で、披露宴が和やかになりました。」
プリザーブドフラワー付き祝電を、いただいた方には、
「一緒に頂いたお花が、私達の部屋を華やかにしてくれています。」
などの、一文を加えるだけで、その方だけの、特別なメッセージになります。2人の近況や今後の思いを付け加えるとなお一層、メッセージが輝きますね。
きっと、感謝の気持ちがまっすぐ、お礼メールを受け取った方の心に、届くと思いますよ。